夏の果物は、食べられない日の味方です。スイカ・キウイ・桃・パイナップル・バナナ
火を通さなくても、食べられる味方!
こんなこと、ありませんか?
- 暑くて、食事の用意をする気力がわかない
- ごはんは食べたくないけど、冷たいものなら口にできる
- 水分を取らなきゃと思いつつ、気づくと一日ほとんど飲んでいない
- 夜中や明け方に、足が攣ることがある
- 冷蔵庫に果物はあるけど、切るのが面倒でそのまま
前回は夏野菜のお話をしました。今回は、その流れで「夏の果物」です。
果物は、火を使わずに食べられて、水分も一緒に摂れる、暑い時期にはとてもありがたい存在です。
私も昼食と一緒に食べたり、おやつにカットフルーツ食べたり、と美味しくいただいています。
あるお客様の、スイカの話
先日、こんなお客様がいらっしゃいました。
「今年は去年より調子がいい気がする」とおっしゃるので、何か変えたことはありますか?とお聞きしたところ、こんなことおっしゃっていました。
「夜にスイカを8等分くらいに切ったものを食べるようになった」
その方は、以前から日中の水分補給が少なめで、私も気になっていた方でした。
ご本人の感覚としては、体の調子が良く、なんとなく夜に足が攣ることも減った、
とのことでした。
もちろん、スイカだけが理由とは言い切れません。
ただ、日中に足りていなかった水分とカリウムを、夜のスイカで少し補えていたのかもしれないな、と思ったんです。
ちなみに、また違うお客様からは、以前カットフルーツにハマった時期があり、
「手軽におやつ感覚で食べられたから、体のダルさも感じずに午後の家事もこなせる」
とおっしゃっていた方もいました。
前回のめまいの記事でも触れましたが、足が攣る背景には、冷え・水分不足・疲労が重なっていることがあります。果物は、その「水分不足」の部分を、無理なく埋めてくれる存在なのかもしれません。
夏におすすめの果物5つ
スイカ
水分量は約90%。カリウムも含まれていて、汗で失われたものを補うのに向いています。
少し塩をふって食べる習慣がありますが、これは甘さを引き立てるだけでなく、汗で失われるナトリウムを一緒に摂れる、理にかなった食べ方でもあります。
5つの果物の中で、食べられる部分を200gだとして、水分量が1番多いです。
やはり、夏の水分補給におすすめの果物のひとつですね。
キウイフルーツ
ビタミンCが豊富で、カリウムや食物繊維も含まれます。
半分に切ってスプーンですくうだけで食べられるので、包丁を使いたくない日にも向いています。
5つの果物の中で、1個当たり100g当たり、ビタミンCと食物繊維が多いです。
お肌の紫外線対策、便通や腸内環境の維持を助けてくれます。
桃
夏が旬の代表格です。
やわらかくて甘みがあるので、食欲が落ちている時でも口にしやすい果物です。
カリウムのほか、食物繊維も含まれています。
食べている部分が、大変柔らかいため、差し入れ等で持ち運ぶ場合や空気に長く触れた場合の変色には、お気を付けください。味はさほど変わりませんが、食感と見た目にどうしても変化が出てしまいます。
5つの果物の中で、水分が多く、甘さの割には比較的低カロリーになります。
甘いお菓子の代わりにおやつにおすすめです。また、カリウムも多く含みます。
パイナップル
カリウムやビタミンB1を含みます。
前回、そうめんの記事で「ビタミンB1は糖質をエネルギーに変える手助けをする」とお話ししましたが、パイナップルもその仲間です。
最近はカットされたものがコンビニやスーパーで手軽に買えるので、切るのが面倒な日にはそちらも十分です。
5つの果物の中で、キウイに次いでビタミンCが比較的多く、少量ですがマンガンも含みます。
マンガンは、骨の形成を助ける働きもあります。
バナナ
皮をむくだけで食べられる手軽さが、なによりの強みです。手軽さNo.1です。
桃と同じく、柔らかいため、持ち歩く用のバナナ専用ケースも一時期、巷でたくさん見た記憶があります。
運動前後のエネルギー補給にも取り上げられるほど、エネルギー補給に優れています。
5つの果物の中で、エネルギーとカリウムの補給に抜きん出ています。
朝、何も食べる気がしない日の1本としても頼りになります。
カットフルーツの手軽さ
また、少し割高になりますが、すでにカットされている形にて販売されている果物も多いです。
手軽に摂取する手段として、パクっと一口も良いのではないでしょうか。
おいしく食べるための、3つのコツ
①食べるなら、日中に
果物に含まれる糖は吸収が早いという特徴があります。
夜遅くに食べると、そのままエネルギーとして使われずに残りやすくなります。
朝・昼・おやつの時間など、日中に食べるのがおすすめです。
「朝がいい」「昼がいい」と、いろいろな説を目にすることがあります。
私が調べた限りでも意見は分かれていましたが、どの説にも共通していたのは
「夜遅くは避けたい」という点でした。
②できれば、他の食べ物と一緒に
空腹の状態で果物だけをたくさん食べると、糖が一気に吸収されやすくなります。
ヨーグルトに入れる、朝食に添えるなど、他の食べ物と組み合わせると、体によりやさしい食べ方になります。
血糖が一気に上がることを防ぐためにも、よく噛むこと。
食べるときにはあまり早食いはお勧めできません。
時間に追われることも多いと思いますが、ゆっくり落ち着いて召し上がっていただければと思います。
③1日の目安は「片手にのるくらい」
果物は体に良いものですが、糖分も含まれています。
目安として、片方の手のひらにのるくらいの量、と覚えておくと分かりやすいです。
具体的なg数は、1日200gと健康日本21では設定されています。
なお、血糖値が気になる方や、通院中の方は、量やタイミングについてかかりつけの先生にご相談ください。
食べられるものから、少しずつ
暑さで食欲が落ちている時、「ちゃんと食べなきゃ」と思うほど、しんどくなってしまうことがあります。
そんな日は、果物ひとつでも十分だと思っています。
バナナを一本、冷やしたスイカをひと切れ。
それだけでも、水分とカリウムを体に届けることができます。
完璧に食べようとしなくて大丈夫です。
今日は、食べられそうなものを、ひとつだけ選んでみてください。
あなたの体は、この暑さの中でも毎日ちゃんとがんばっています。
無理なくできることから、少しずつ。