目の前がぐるぐる回る。それ、いくつかの原因が重なっているのかもしれません
夏のめまい、原因がひとつとは限らない
こんなことありませんか?
- 立ち上がった瞬間や、ふと目線を動かしたときに、目の前がぐるっと回る
- 頭がぼーっとして、何をするにも集中できない
- 首の後ろが、ここ数日ずっと張っている感じがする
- 台風など、天気が崩れる前になると体が重だるくなる
- 朝晩の気温差が大きい日に、なんだか体がついていかない
実はこれ、原因がひとつではなく、いくつも重なって起きていることがよくあります。
今日は、夏に「めまい」が起きやすい理由と、試してほしいセルフケアを紹介します。
私は30代半ばくらいから、自身の不調にめまいや頭痛が加わりました。
最近は、うまい付き合い方や体のメンテナンスを人にもお任せする形で一緒に考えてもらい、だいぶ楽になっております。
少しでも皆さんの参考になりますように。
めまいが起きる、4つの要因
いまからお話しする原因が、皆さん全員が抱えているめまいの原因のすべてとは限りません。
ですが、もしかしたら…これは…、とご自身の身体の変化に気づきのきっかけにしていただけると、嬉しいです。
①寝不足
そんなこと、と侮るなかれ。
「睡眠は90分周期で、その倍数(2倍の180分、3倍の270分など)で目覚めると良い」と言われていた時代がありました。
2025年にテレビの特集で見た情報では、本当の自分の睡眠時間をセルフで調べるには、最低3~5日かかるそうです。
睡眠が足りていないと、自律神経のバランスが乱れやすくなります。
就寝している間に、日中に起きたことの情報の処理や内臓や神経の休憩・修復が体内で行われます。
特に自律神経は、血圧や血流の調整も担っているため、寝不足が続くと、立ち上がったときのふらつきや、頭がぼーっとする感覚につながりやすくなります。
②気圧の変化
日本は、台風大国です。特に夏場(最近は、9月10月まで台風が発生しています)は要注意です。
台風が近づくときの気圧の変化は、耳の奥(内耳)にあるセンサーを刺激します。
内耳は体のバランスを感知する役割も持っているため、気圧の変化に敏感に反応してしまうと、めまいや頭の重さとして出てくることがあります。
また、気圧だけでなく、朝晩の気温差が大きいことも、自律神経には負担になります。
体が「暑い」「寒い」の切り替えに追われることで、同じように調整機能が乱れやすくなるんです。
③水分不足
汗や下痢などで体から水分が失われると、血液の量が一時的に減り、脳に届く血流も減ってしまいます。これが、立ちくらみのようなめまいにつながることがあります。
エアコンや冷たい飲食が、身体を冷やすことによって、内臓が活動しやすい温度よりも体内温度が下がってしまったり、物理的に冷えることでお腹の調子を崩してしまったり。
消化や吸収が妨げられると、水分の補給が体内でうまく行われないことがあります。
外側からも内側からも、冷やしすぎには注意です。
④首の後ろの筋肉の張り
これは整体師としてお伝えしたい視点です。
首の後ろ、頭の付け根あたりの筋肉が緊張すると、脳や内耳への血流に影響を与え、めまいの原因になることがあります。
デスクワークやスマホ、うつむき姿勢が続く方は、特にこの部分が硬くなりやすいです。
これは私個人の体感なのですが、カナル型やオープンイヤー型のイヤホンを長時間つけていると、耳まわりや顎、首にかけての緊張が強くなる感覚があります。
まだしっかり確立された話ではありませんが、思い当たる方は、耳まわりの負担も少し意識してみてもいいかもしれません。
立ち眩みは?
ちなみに「立ち眩み」と呼ばれているものが上記①~④の原因や動きの複合によっても引き起こされます。
「目の前が真っ暗or真っ白になった」「立っていられない」「急に倒れてしまう」
現在はわかりませんが、以前小学校などの学生時代、朝礼の時にバターンという大きな音と共に倒れる生徒さんが多かった記憶があります。
年齢に関係なく、お気を付けいただければと思います。
座っていた状態から、急な立ち上がり。滞留していた血液が急に動こうとしてうまく流れないことで引き起こすことがあります。
現代は、どうしても座ったままの作業が多くなる方が多いです。
今日から試してほしいこと
①水分と一緒に、少し塩分も摂る
水だけでなく、味噌汁や梅干しなど、塩分も一緒に摂れるものを選んでみてください。
汗や下痢で失われるのは水分だけでなく、ミネラルも一緒です。
スポーツドリンクは、たくさん運動する時には適正ですが、デスクワークや座ったままの作業時には少し内容量が濃すぎる場合もあります。
一口飲んで、おいしい!と感じる濃さに水を大目に足してみて調整していただけると、よりその時のお身体に合った補給になります。
100円均一にもありますが、干し梅、塩分チャージの飴などもおすすめです。
夏は外に水分が出やすい季節です。1日の水分補給量は、1.2~1.5リットルを目安にしていただけると良いかと思います。
1~2時間おきに、一口二口の水分補給。大事にしていただければ嬉しいです。
②首の後ろを、蒸しタオルなどで温める
電子レンジで温めた蒸しタオルを首の後ろに当てるだけで、こわばった筋肉がゆるみやすくなります。
お風呂で首の後ろにシャワーを当てるのもおすすめです。
ただ、個人的には夏でも湯船につかって、首から下のお体を全体的にあたためていただけると、筋肉も気持ちもゆるみやすくなり、血流も促されるため、この後の睡眠にもプラスに働くため、おすすめしたいです。
毎日!と無理せず、週末だけ、〇曜日だけ、など試してみていただけると幸いです。
③めまいを感じたら、無理に動かず、まず座るか横になる
皆さん、がんばり過ぎだな…と感じることがあります。
すぐにしゃがむ、どこかに捕まる、一旦電車を降りる。など、お身体を大切にしてほしい。
ふらついた状態で動き続けると、転倒などの危険もあります。
まずは安全な場所で、体を休ませてあげてください。
余談ですが…
また、これらの方法以外にも試してほしいことがあります。
それは、座ったままの姿勢を2時間以上続けないこと。
お仕事の関係で、なかなか立つこと、歩くこと、が難しいことはお客様や友人たちの話から聞いております。
それでも、姿勢をマメに変えること。トイレ、資料を取りに行く、飲み物を買いに行く、と足の筋肉を動かすことをお願いしたいです。
血流は、どうしても筋肉の動きによって力強く体中を巡ります。
停滞していた血液が、急な立ち上がり、首や上半身による後ろへの振り向き、これらの動作は、今までじっとしていた体にとって、とてもびっくりする動きです。
酸素も血液によって体中の各部署へ送られるため、酸欠を回避するためにも、
少しでも意識していただけると、嬉しく思います。
続くようなら、一人で抱えないでください
今日紹介した要因は、あくまで日常生活の中でよくあるものです。
ただ、めまいが繰り返し起きる、長引く、他の症状(強い頭痛、しびれ、意識が遠のく感じなど)を伴う場合は、自己判断せずに医療機関を受診してください。
完璧に原因を突き止めようとしなくて大丈夫です。
今日は、水分と首の後ろのケア、どちらか1つだけでも試してみてください。
あなたの体は、この夏の気候の変化の中でも、毎日ちゃんとがんばっています。
無理なくできることから、少しずつ。