朝起きたら首が回らない。寝違えた時に、試してほしい3つの動き
こんなことありませんか?
お客様から、こんなお話をよくお聞きします。
- 朝起きたら、首が回らない
- 仰向けで起き上がろうとした時に、ピキッといった
- お風呂もシャワーも入らずに寝てしまった、次の日の朝
- 残業続きの激務の中で、やっと一息ついた次の日の朝
私自身も、寝違えることがあります。振り返ると、決まってこんな時です。
- 残業続きや、60分の休憩が3〜4回に細切れになるような勤務が続いた後
- 電車や自宅で、冷房の直下にいて、首や背中が冷えてしまった時
先日の帰省の記事で「寝違えについては、また別の機会に」と書きましたので、
今日はそのお話です。
寝違えは、原因がひとつではありません
最初にお伝えしておきたいことがあります。
「寝違え」と呼ばれている状態は、原因がさまざまです。
筋肉が張っていること、関節の動きが悪くなっていること、寝る前の疲労や冷え、
枕や寝る姿勢。
いくつかが重なっていることも多いです。
だから、すべての寝違えに効く、たったひとつの方法というものはありません。
そのうえで今日ご紹介するのは、
「脇の下が圧迫された状態で、同じ姿勢のまま寝続けてしまった」場合
を想定した痛みへの対処方法です。
「脇の下の圧迫」という視点
脇の下には、腕や肩に向かう神経の通り道があります。
腕を体の下に敷いたまま寝てしまったり、脇が閉じた窮屈な姿勢のまま長時間動かなかったりすると、この部分が圧迫されることがあります。
そうすると、肩から腕にかけて動かしにくくなり、結果として首まで回しづらくなることがあります。
「首が痛い」と感じていても、大元は首ではなく、肩や脇のあたりにある、という状態です。
私がこれからご紹介する3つの動きは、この脇の下の圧迫をゆるめることを目的にしています。
なので、思い当たらない方には合わないかもしれません。
そこは正直にお伝えしておきます。
そのうえで、皆さんのお役に立てたら、嬉しく思います。
先に、やらないでほしいこと
痛いところを、強く揉まないでください
痛みが出ている場所は、すでに刺激を受けている状態です。
そこを強く押したり揉んだりすると、かえって悪化することがあります。
場合によっては、湿布を貼って安静にしておく方が、痛みから解放されやすい場合もあります。
勢いをつけて、首を回さないでください
「回らないから回してみよう」とグルグル動かすのは、一番避けてほしいことです。
筋肉が硬くなっているのか、骨になにか変化があるのか、もっと他の原因なのか。
どの要因だったとしても、急に思い切り動かすことでよくなることは基本ありません。
痛みを我慢して動かさないでください
これから紹介する動きも同じです。
痛みが出るところまで動かす必要はありません。
よく伸びているなぁ、気持ちがいいなぁ。程度にストレッチをかけてください。
脇の下の圧迫が思い当たる時の、3つの動き
すべて、痛む側の腕で行います。ゆっくり、呼吸を止めずにどうぞ。
ちなみに、ご紹介するストレッチは、「ゴッドハンド輝 寝違え」と調べると出てくるストレッチです。
私は、自分の寝違えの緩和をこのストレッチにて何度か行っております。
①腕を、後ろに引き上げる
1.痛む側の腕を、少しずつ後ろに引き上げていきます
2.自然に止まったところで、20秒キープ腕を下ろす。
3.これを2セット
無理に上げようとしないでください。「自然に止まったところ」が大事です。
②ベルトの位置に手を当てて、肘を引く
1.痛む側の手のひらで、真後ろのベルトの真ん中あたりを軽く押さえます
2.そのまま肘を後ろに引いて、20秒キープ
3.これを2セット
③肘を120度でバンザイして、後ろへ
1.痛む側の手を、肘を120度くらいに曲げた状態でバンザイします
2.その角度のまま、腕を軽く後ろに引いて、20秒キープ
3.これを2セット
最後に、反対側も1回だけ
バランスを取るために、痛くない側の腕でも、同じ動きを1回ずつ行って終了です。
片側だけを動かしっぱなしにしないためです。
施術では、何をしているか
ご参考までに、私が寝違えのお客様にしていることもお伝えします。
まず、いつから痛いのか、どう動かすと痛いのかを必ずお聞きします。
ここで、どこに原因がありそうかを見ています。
そのうえで、脇の下や肋骨の横、背中まわりの筋肉をゆるめていきます。
首そのものは、猫が子猫をくわえるように後ろの筋肉を軽くつまんで、ゆらす程度です。
痛いところを直接ぐいぐい押すことはしません。
結局、血流を上げるために全身の筋肉をほぐしていくことが、痛みが軽減するための近道だったりします。
冷えたり、かたまったり、などで神経の伝達にもかかわることです。
寝違えは首だけの問題ではないことが多いので、首から離れたところを触っていることの方が、実は多いんです。
こんな時は、受診を考えてください
- 腕や手にしびれがある
- 痛みがどんどん強くなる
- 頭痛やめまいを伴う
- 転んだ、ぶつけたなど、心当たりがある
- 何日たっても、まったく変わらない
これらの時は、寝違えとは別の原因かもしれません。
自己判断せず、整形外科などの医療機関を受診してください。
寝違えないために、できること
原因が疲労や冷えにあることも多いので、普段のことも少しだけ。
- 首や背中を、冷房の風に直接当てない(私はこれで何度もやられています)
- 疲れている日ほど、湯船に浸かる
- 寝る前に、首や肩をゆるめておく
首・肩のこわばりについては、8月の記事でストレッチを3つ紹介していますので、
そちらもどうぞ。
また、私は上記1つ目の原因に懲りて、大判の綿のストールをどこに行くにも持ち歩いています。
仕事用の鞄にも、私用の鞄にも、色違いが入っています。
電車の中、映画館、ランチしている時、どのパターンでも大活躍しております。
バンダナやスカーフでも可です。少し首の防御力をあげてみてください。
完璧に予防しようとしなくて大丈夫です。
今日は、寝る前に肩を回すだけでも十分です。
あなたの体は、毎日ちゃんとがんばっています。
無理なくできることから、少しずつ。