こんなこと、ありませんか?

最近、お客様からこんなお話を聞くことが増えてきました。

  • 8月に比べて、朝起きられなくなってきた
  • お風呂上がりは暑くて薄着でいたのに、気づいたら足が冷えていた
  • 夏のまま裸足で家の中を歩いていたら、室内でも寒く感じるようになった
  • 冷たいものは8月より減ったのに、なぜかお腹が冷える、痛くなる
  • 頭が痛いなと思ったら、首が冷えていた
  • 出かける時は暑かったから半袖とアンクルパンツ。
    帰りが夕方になったら、とても寒かった
  • 子どもに「ママ、手が冷たい。さわらないで」と言われた。
    自分では冷たいつもりがなかった

最後の「自分では冷たいつもりがなかった」。
実はこれが、秋の冷えのいちばんの特徴なんです。

秋の冷えは、気づかないうちに始まっています

施術をしていても、9月に入ってからお客様の体の変化をはっきり感じます。

  • 手が、8月より冷たい
  • 洋服とバスタオルの上からでも、お腹が冷たい
  • 首のコリが硬い方が多い
  • 頭痛や、お腹の調子が悪いというお話が増えてきた

お着替えを持ってきていただく時も、8月は半袖だった方が、長袖や八分袖に変わってきました。
体はもう、季節が変わったことに気づいているんですね。
意識的だとしても、無意識だとしても、すごいことです! えらい!

それなのに、ご本人は「冷えている自覚はなかった」とおっしゃることが少なくありません。
「不調は感じていなかったのに、手首と足首がとても冷えていた」という方もいらっしゃいました。

体は、手足より内臓を守ろうとします

気温が下がると、体は内臓の温度を保つために、手足の血管を細くして血の巡りを
減らします。
体の中心を守るための、大切な働きです。
私たち人間の体の中心には、内臓があります。

ただ、その分どうしても、手足は冷えやすくなります。
体の中心に血流が集まりやすくあるということは、末端である手足には血流が少なくなるということです。
日中はまだ暑さが残っていて「寒い」という感覚がはっきりしないので、冷えていることに気づきにくい。
これが、秋の冷えのやっかいなところです。

また、手や足が冷えている方は、お腹も冷えていることが多いと施術をしていて感じます。「冷たいものは減ったのにお腹の調子が悪い」という方は、飲み物や食べ物だけでなく、体の外側の冷え(外的要因)も見直してみてください。

3つの首は、なぜ冷やしやすいの?

首・手首・足首の「3つの首」は、皮膚のすぐ下を太い血管が通っていて、筋肉や脂肪が薄い場所です。
そのため外の空気の影響を受けやすく、熱が逃げやすくなっています。
だから、冬場はマフラーを巻いて、手袋をして、ハイソックスを履いて、首を守ります。

8月の水分補給の記事で、
「おでこより首筋に冷えピタを貼るほうが、血管の位置の関係で体温が下がりやすい」
とお話ししました。
夏に冷やすと効く場所は、秋には冷えやすい場所でもある、ということです。

首が冷えると、頭痛につながりやすい

首が冷えると、体は熱を逃がさないように首まわりの筋肉をこわばらせます。
たくさん、首に力が入ってしまうことになります。
肩こりがより酷くなったり、歯を食いしばりやすくなったり、首をすくめてしまったり。
首から後頭部、肩にかけてが硬くなると、頭を締めつけるような頭痛につながりやすくなります。

お客様の中にも「首を中心に、後頭部と肩まで冷えていた」という方がいらっしゃいました。

私が1年中続けている、3つの首の守り方

実は私自身、3つの首を守る生活に変えてから、頭痛の頻度が減りました。
(あわせて、白湯や温かい紅茶で冷たい飲み物を避けるようにもしているので、首だけのおかげとは言い切れませんが😊)

季節ごとに使い分けている、私のやり方をご紹介します。

首:大判のストールを、いつも鞄に

私はエアコンの冷えに弱く、8月の寝違えの記事でも書いたとおり、大判のストールをどこに行くにも持ち歩いています。
広げると、肩から両腕を包んでお尻の上のほうまで届く大きさです。
大は小を兼ねるから…と当時買ったものですが、結局8年ほどの付き合いになります。
ずいぶん、風合いも柔らかさも出てきました😄

秋は、このストールがいちばん活躍する季節です。
暑くて半袖で出かけた日も、夕方に気温が下がったら、首と両腕をさっと包むだけで随分違います。
本当にあたたかいんです。
場合によっては、ひざ掛けにも腰に巻いて下半身を守るのにも使えます。
電車やバス、映画館など、エアコンの効いた場所で温度を調節しやすいのも、助かっています。

手首:袖は、大きめ・長めを選ぶ

カーディガンやパーカーは、大きめで袖が長めのものを選んでいます。
手首まで覆えるだけで、体全体の冷えの感じ方が変わります。
体感温度って、とっても大事です。
ストールを大判にしているのも、腕から手首まで包めるようにするためです👆

冬のパソコン作業では、手のひらから腕の半ばまで覆う手首ウォーマーを。
夏は、日よけ用のユニクロのエアリズムのアームカバーを、電車や店内のエアコン対策にも使っていました。

足首:綿のレッグウォーマーを、通年で

7月の睡眠の記事でもご紹介した、靴下屋さんの綿のレッグウォーマーを、今も1年中履いています。5年ほど使っています。
(5年の中で1度代替わりしました。色も変わりました。)

7月の記事でも書きましたが、履くようになってから、足がつることが減りました。
私は起きた時につることが多かったので、朝ゆっくり寝ていられるようになったのが嬉しいです。
また、私の場合は、お腹が冷えて便がゆるくなることも減りました。

レッグウォーマーは、お風呂上がりにすぐ履くのがおすすめです。
暑くて薄着でいる間にも、足首は少しずつ冷えていきます。
靴下と違って蒸れにくいので、寝る時もそのまま履いていられます。
洗い替えも含めて、私は常に2~3足がくるくるローテーションをしています。
このローテーションが、1足が長持ちしている秘訣かもしれません🤔

内側からも、温める

外から守るのと合わせて、飲み物も温かいものを選ぶようにしています。
白湯や、温かい紅茶などです。

味がお嫌いでなければ、生の生姜のスライスや、チューブのおろし生姜を少し加えるだけでも、内側からポカポカしてきます。

温かいもの1日1回とる工夫は、7月のお腹の不調の記事でもご紹介しています。

こんな時は、医療機関へ

次のような時は、冷えだけの問題ではないこともあります。
早めに医療機関を受診してください。

  • 急に強い頭痛がした、今までと違う頭痛がある
  • 頭痛と一緒に、手足のしびれ、力が入らない、ろれつが回らないなどがある
    (すぐに受診を)
  • 手や足の指が、白や紫っぽく色が変わる(爪の色にも注意していただきたいです)
  • 片側の手足だけが、極端に冷える
  • 1年中冷えが強く、だるさやむくみが続いている
  • お腹の痛みが続く、便に血が混じる

1年中の冷えやだるさの陰に、貧血が隠れていることもあります。
気になる方は、鉄不足の記事も参考にしてみてください。

できることから、ひとつだけ

完璧に3つの首を守ろうとしなくて大丈夫です。

今日は、鞄に薄手の上着を1枚入れておこうかな。
お風呂上がりに、靴下を1枚履こうかな。そのくらいで十分です。

あなたの体は、夏からの季節の変化に、毎日ずっとがんばっています。

無理なくできることから、少しずつ。